JEEP グランドチェロキー 走行時異音⁉
今日はJEEP グランドチェロキーの修理作業をご紹介をさせていただきます。
ご依頼は走行時リアの方から異音がするとの事でご入庫いただきました。
ロードテストを行うと確かに右リアから嫌な音が
リフトアップにて右リアタイヤ周りを点検すると…
ホイールがしっかりと締め付けられていない状態 上下に揺するとわずかに ”ガコガコ” とガタが
ハブボルトも一本折れた状態でホイールに残っていました
折れた原因を調べると原因はホイールナットにありました。
社外ホイールに袋ナットが取り付けられていますが、この袋ナットの長さが不十分な為にナットが締まり切っていませんでした。
ナットがホイール面に着座する前にハブボルトがナット内側にあたっている状態…
この状態だとナットがこれ以上締まらない為、あたかもホイールに着座したと勘違いしてしまいます。
しかし、ホイールは正しく締め付けられていない為にガタが発生して過度の力がかかりハブボルトの破断につながったと思われます
その他のホイールも点検を行い状態を確認。本来であれば全てのハブボルト&ナットは交換したいところですが、お客様と相談して先ずは異音ヶ所である右リアを修理する事になりました。
現車のハブボルトを交換する際は足回りの分解が必要となります。
ハブボルトだけを抜こうとするとスピンドルに当たり抜けません…
リア足回りをそっくり外してプレス機等を使い ハブ&ハブベアリングを交換します。
後はNEWハブ&ベアリングを組付けて足回りを組み戻します。
最後に長さが足りなかったホイールナットは長い物へと交換!(中央がNEWナットです)
勿論、ホイールナットは4輪全て交換させていただきました。
外したハブボルトと比べても付いていたナットは長さが足りませんね…
ホイール交換やカスタムはとても楽しい物ですが弄り方を間違えると危険な事も
修理やカスタムした時はしっかりと点検、確認が必要ですね 改めて思いました。